この記事を読んで分かること
・教師の経験が、民間企業でも評価され得ることが分かる
・初回相談はうまくいかない可能性が高いことが分かる
・初回相談でのあるべき姿勢が分かる
kurin(くりん)です。
私は2023年の8月から転職活動を始め、
12月に未経験業界・未経験職種の企業から内定を頂きました。
34歳という転職活動を行う上でひとつのラインとなる年齢で、ご縁を頂けたことは教師としての12年間を含めた私の人生を評価していただけたように感じ大変嬉しく思っています。
20代ではなく30代中盤での未経験業界・未経験職種への転職を目指すこと
これらは決して難易度が低いわけではないと思います。
しかし、ただでさえ不安の大きな転職活動。
そこに加えて、教師という民間企業とは一線を画す業界からの転職を目指すことはわからないことが多かと思います。
そこでこの記事では、
を振り返ってみたいと思います。
私の転職活動は最短の道ではありませんが、私と同じように
30代中盤での転職を目指している
という方の参考になればと思います。
教師の抱える”民間企業への転職”の不安を解消します。
はじめに、教師から民間企業への転職を抱える方は特に大きな不安を抱えると思います。
私もそうでした。
その大きな不安の1つが、
教師の仕事は変えがきかない
というものだと思います。
これは言い換えれば、
教師の業務は応募求人の業務に生かせるものがない
と捉えることができるのではないでしょうか。
どうしてこのような考えが一般的になされるのでしょうか。
それは教師と民間企業の追求する”利益”の違いにあると思います。
教師は子ども達の自己実現を追求する
その一方で、教師が従事する教育活動の先にあるのは子ども達の自己実現です。
この考えについて、私は見ている点がズレていると思います。
それは先述の通り教師が教育活動に従事する目的が金銭的利益ではないからです。
ただ問題はそこではなくて、私は
それぞれの業界での数字の積み重ねが金銭的利益や子どもの自己実現に繋がるのだと思います。
(教育活動の場では一概に数字だけを追えばいいというわけではないですが…)
すぐには思いつかないかも知れませんが、次の例はどうでしょうか。
・前年度の進路実績から課題を分析し国公立大学40%の合格率を20%向上
・8年間のうち4回の3学年担任経験=120名の進路実現に深く関わる
・1日に10種類を超える業務を並行して行なう
これは立派な自己アピールになり得ます。
業務改善
タスク管理
顧客対応・顧客理解
もちろん説明は必要ですが、その機会も選考の場において設けられています。
私達教師の業務をどのような目で見るかによって、教師の経験は転職活動において武器にも防具になります。
“教師のための”アピールに繋がる頻出17の質問 面接対策 完全マニュアル
しかし不可能かと言われるとそうではありません。
私を含む先人たちが実現していることもまた事実です。
それをしっかりできれば内定を手に入れることもできると思います。
私の転職活動のスケジュール
活動のスタート!リクルートエージェント登録!
転職活動を行う際に、私が最初に行ったことがリクルートエージェントへの登録です。
大学時代に就職活動をした際にも利用した経験があり、
というイメージがありました。
また地元地域の求人を取り扱っているサービスとして
ハローワーク
もありますが、私がリクルートエージェントの利用から始めたのは転職を専門とした人からの話を聞きたかったからという理由があります。
というのも、転職をしたいと考えていたもののずっと不安に思っていることがありました。
教師から転職可能な業界・職種
30代中盤での転職の難しさ
これらについてアドバイスを貰いたくて初回の電話相談に臨んだのですが、この機会で悩みの解消はほとんどなされませんでした。
転職エージェントの利用 〜初回電話相談にて〜
先にお伝えしておきますが、転職エージェントとの相談は本来非常に有意義なものです。
それによって私の転職活動が前に大きく進みました。
その事に関する記事はこちらですので、合わせてお読みいただけると良いかと思います。
ただ初回相談は特に、そうならない場合も多く含んでいるのではないか、という話をしたいと思います。
初回の電話相談で対応してくださった方は、良い対応をしてくださったとはいえませんでした。
せっかく対応してくださったのに、申し訳ないですがそのように思ったのは次の理由です。
・知識があまりない
・希望しないことを求めてくる
初回の電話は冒頭に”転職をしようか考え中であること”、”まずは気になることを解消したい”ということをお伝えした上で展開されました。
転職業界の企業は内定が出て初めて利益が発生するので、この初回相談は利益が生まれるきっかけとはいえ、その後の本格的な面談よりは実入りがいいとはいえません。
ましてや先述の通り、教師からの転職を考える私は他の求職者の方よりも勝算は低い部類に入るでしょう。
そのためか適当に対応された印象を受けました。
リクルートは就職や転職活動の黎明期を支えた伝統ある企業で、求人数・利用者数も業界随一です。そのため教師からの一般企業に転職した方の情報も同業他社よりも多く保有しているだろうと考えたため相談先として選んだのですが、
そういう人は多くはなくハードル高いこと
ぐらいしか教えてくれなかったように思います。
それぐらいのことは当時の私でも分かっていますし、多くはなくても
数少ない転職した方はどういった業界に転職をされたのか
教師の経験はなぜ他では通用しないのか
ということに対して、専門家からの根拠を伴ったアドバイスを得たかったのですが、具体性に欠けていました。
その一方で、転職活動の時期や入社のタイミングの話になった際には
年度の切り替わりまではきちんと仕事をしたい
という思いから4月1日入社でできるようスケジュールを立てたいと伝えたにもかかわらず、
今すぐにでも活動を始めるべきだ
という的はずれなことを何度も伝えられました。
望んでいることにははっきりと答えず、望んでいないことに執着する、その対応に良い印象は受けませんでした。
またこれは人それぞれなのかもしれませんが、話し方が砕けすぎているように感じました。
そのためノリが軽いよう印象を受け、今後の人生をかけた相談をしたいとは考えられませんでした。
実は今回の転職活動を行う2年ほど前にも転職エージェントに登録をしたことがあり、同じように初回相談を行ったことがあります。
期間があいているため一言一句覚えているわけではありませんが、その時担当してくださった方には
民間企業で生かすことのできる経験もない
経験を生かすことのできる業界もない
といったようなことを言われた記憶があります。
どちらの初回相談でも感じたことなのですが担当してくださった方はまだ入職したての経験の浅い方なのではないでしょうか。
そのため知識にも乏しく、求職者とのやり取りも経験不足であったのではないでしょうか。
なぜなら再度キャリアアドバイザーの方に相談した際には、全く異なるアドバイスを頂けたからです。
振り返りをしてみるとかなり愚痴っぽくなってしまいました。
反省点多数!エージェントだけが悪いのではありません。
こんな感じで私の初回相談は終わり、転職エージェントを利用するのでは教師から一般企業への転職は難しいと考えてしまいました。
そのため再び転職サイトや転職エージェントを利用するまで3ヶ月ほどの期間があいてしまいました。
その後の活動では教師の経験しかない私でも転職活動はできるのではないかという思いを持つことができました。
それは2度目の相談となる
キャリアアドバイザーの方との面談
がきっかけです。
そこでは私の疑問に親身になった答えてくださいましたし、道標となるアドバイスも頂きました。その方には疑問や不安が生まれる度に相談させて頂きましたし、誠意を持って応えてくださいました。
その際には、初回相談では具体的な答えをもらえなかった疑問点に対しても明確な答えをいただくことができました。
その際のことはこちらの記事に詳しく載せてあります。
その方はキャリアアドバイザーとしての暦も長く、知識も経験も豊富な方でした。
そういった方に担当して頂けたから、というのはもちろんあるでしょうが、初回との差には私自身の姿勢も大きく影響しているのではないかと反省しています。
・教師から転職可能な業界・職種
・30代中盤での転職の難しさ
・教師から転職可能な業界・職種→全て可能といえば可能。人による。
・30代中盤での転職の難しさ→高い。
これは私にも問題がありますよね。
・教師の経験を民間企業でアピールする時にどういうことに注意すべきか?
・教師の業務と似ている点がありそうな業界や職種はどんなものがありそうか?
・30代中盤での転職の難しさの原因はどこにあるか?
そしてさらに加えるのであれば
・教師からの経験を民間企業でアピールするときには、共通項を一般化することを注意するべきだと思うが、どうだろうか?
・教師の業務と似ている点がありそうな業界や職種は人材業界・転職エージェントだと思うがどうだろうか?
・30代中盤での転職の難しさは、育成ではなく戦力として見られ、管理の視点も有していることが求められているからだと思うが、どうだろうか?
アドバイザーとしても問われていることに対してYES/NOで答えられ、さらに補足として「それ以外にも…」と話を付け加えやすい形式になっているからですね。
自責感
教師から民間企業へ転職したいと考えているのは私です。
エージェントの方でないし、誰にお願いされたわけでもありません。
求職者を採用した際に、求人を出している企業から報酬を得ているのです。
ということは厳密に言うと顧客は”求人を出している企業”なのです。
転職活動の当事者意識の薄かった私が、初回相談でうまくいかなかったのも当然の結果だったというわけです。
さいごに。誰のためでもない、あなたのための転職です。
ただ、2回目のキャリアアドバイザーとの相談を通して、その事に気づいてからは比較的うまく転職活動を乗り切ることができました。
自責感
当事者意識
他の誰のためでもない、自分のための転職活動を成功させていきましょう。
掲載記事一覧を用意しておりますので、詳しくはそちらをご覧ください。
自分の人生や教師の経験と向き合い、業界や職種・企業のことをしっかり研究すれば、転職活動で評価してもらえるような強みを見出すことはできます。
そして粘り強く活動を行なえば
自分のこれまでの経験を評価してくれる企業と出会うことはできます。
今後も転職活動の振り返りを行ない、私の経験から転職活動の力となることのできる情報を発信していきますので、お読みいただけると嬉しいです。
応援しています。
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