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【入職1ヶ月】後悔もある1ヶ月。でも後悔はしない。【実体験報告】

目次

この記事を読んで分かること

・教師から民間企業への転職1ヶ月で感じたことが分かる。
・教師から転職を考える方に取って、転職後を想像する機会になる。

Kurin(くりん)です。

インターネットには”転職をしたい”という希望を持った方のその”転職”を実現するためのサポートをしてくれる情報は多く溢れ、それは当ブログも同様です。

その一方で、転職を実現した後の情報を教えてくれるものはそれほど多くはありません。
教師から民間企業への転職は人生を大きく転換させるチャンスでもあり、

大きな後悔を背負うリスク

でもあります。

転職活動を成功させて終わりではありません。

内定を貰ってから会社員としての生活を納得の上で送れるのかが大切です。
そのため、この記事では

民間企業に入職したあとに教師経験者が感じること

について情報を共有していきたいと思います。
教師から民間企業への転職を実現させ、実際に働いている者の生の声を参考にしていただければと思います。

個人情報や企業情報の特定を避けるためにかなりボカシた部分も多いとは思いますが、その点はご了承ください。
また、あくまで一個人、一企業の例ですので全てがこの限りではないことも合わせてご承知の上、お読みいただければと思います。

転職1ヶ月。後悔が無いとはいえない。
でも、みんな応援してくれている。

・体調が悪くなった時に帰りづらい、休みづらい
・飲み会がつまらない?
・前のリズムを追い求めても仕方ない
・みんな応援してくれてる
・後悔はある。でも後悔はしない。

体調が悪くなった時に帰りづらい、休みづらい

入職して3週間目に体調を崩しました。
仕事をしていると、だんだんと喉の痛みを感じるようになってきて、節々にも痛みを感じ始めました。
風邪なのか、花粉だったのか、黄砂だったのか。
流行り病を貰ったらのか。
原因はなにかわかりませんが、扁桃腺の腫れがひどくなり、体調不良を抱えながら業務に取り組むことになってしまいます。
休めばいいではないかと思うかもしれませんが、まだ勤務して20日も経っていません。
それなのに体調不良で休んでしまう、というのがどう思われるのか怖くて言い出せませんでした。
教師時代では、このぐらいの体調不良を抱えた時にどうしただろうかと考えてみると、
自分の授業が終わったら帰宅して療養する
自分の授業を振り替えて休みを作り療養する
という日を作ったように思います。
自分の担任するクラスや、部活動の指導は気になるかもしれませんが、そういう時のための副担任や副顧問です。
授業は自分自身しかできないため、責任を持って行ないますが、任せられる部分は同僚にお願いするという選択をしたと思います。
しかし、これは教師という仕事に慣れきっているからこそできる対応なのだろう、とも思います。
初任や若手の頃は誰かに任せるということはできなかったでしょう。
では、これは結局、教師でも会社員でも体調不良時に休めるかは慣れ次第なのかというと、そうでもないように思います。
先ほども言いましたが、体調不良でも授業は疎かにできないという意識があります。
これは逆に言うと、授業の都合をつければ問題ないとも言え、しかも学校は毎週同じ流れで授業が行われます。
そのため振替も行ないやすいですし、交渉相手も同僚なので学校内の関係だけで完結することができます。
一方、会社員は社外との取引が多く、アポの変更が難しいことも多いです。
この”難しい”という感覚も私が不慣れなだけなのかもしれませんが、社内の都合だけで完結するものではないため、授業の振替よりは気を遣うと思います。
その代わり、リモートワークという選択がありますので、どうしても行わなければならない業務だけは自宅行なうという事もできます。
こういった対応もできるようになったら報告したいと思います。

同僚と食事へ。飲み会がつまらない?

新年度も少し落ち着きを見せた頃、同僚に食事に誘って貰いました。
そこで夕食を一緒に食べてきたのですが、誘って頂いた身で申し訳ないですがそれほど楽しいと思えるものではありませんでした。
これは転職をされた方たち全てに言えることではなく、私が入職した環境だけの話ではあります。
ただ、そのような感想を抱くことになった要因を考えてみると
愚痴でも語れる幸せ
話の視点が合わない
ではないかと思います。
私は飲み会や食事に積極的に参加するタイプではありませんが、そういう場が嫌いではありません。
その場に一緒にいることで、得るものがあるからです。
それは教職への向き合い方や知識技術の側面もありますし、人生観の部分でも面白いと思える物がありました。
それは教師の多くが同じ都道府県の出身で、似た地域に住み、似た生活レベルの人達の集まりだから共通の話題が多いからなのかもしれません。
年功序列の待遇もライフステージの想像しやすさに繋がっているのでしょう。
そして、多くの話題が仕事の愚痴であったことも事実です。
ポジティブなものではありませんが、その状況を理解してくれているからこそ話せるものもありますし、そこを始点として教職感について語り合えるのも今となっては良かったのだな、と思います。
転勤をしたとしてもどのような学校かのイメージはあるため共通の話題も作りやすいですしね。
その一方で、会社員は様々な地域から集まっているのでそういった共通点が教師よりも少ないのは事実です。
だからこそ、色々な背景を持つ方々の話を聞きたいのですが、今回はそんな感じの会ではありませんでした。
食べ放題のお店だったのですが、とにかく料理を頼んで管理しきれなくなって食べ物を押し付け合う、ということの繰り返しでそれ以外の話をした記憶がほとんどありません。
それが悪いとは言いませんが、仕事中はそれぞれの業務に集中しているので、仕事全般の話やそれぞれがどんな人達なのか、勤務期間中にはできない話をしてみたかったです。
食事会に行く前と後で、同僚に関する情報量に変化がほぼなかったので、そこが残念でした。
仕事を通して少しずつ関係を構築していく中で、こういった会での会話も変化していくのでしょうか。


前のリズムを追い求めても仕方ない

体調不良も重なり、3,4週間目は体力的にも精神的にも辛い期間となってしまいました。
こういう時にはネガティブな考えが強くなってしまいますね。
体調不良の項目でも触れましたが、しんどさの要因となっているのが生活に慣れていないことが大きく、12年間の生活リズムがまだまだ抜けていないことを感じます。
定時が教師と比べると約2時間遅くなりました。
そのため朝に余裕ができた分、残業なく働いても退勤が遅くなり、残業を含めると更に遅くなってしまいます。
教師時代の私は7時過ぎに出勤し、ほぼ必ず7時は回っていましたので12時間勤務は当たり前でした。
現在は9時30分に出勤し、8時30分頃に退勤することが多いので11時間勤務と以前より勤務時間は短くなっていますが、退勤時間は遅くなっています。
加えて電車での通勤に変わったので、タイミングが悪いと帰宅にかかる時間が余計にかかってしまいます。
そうすると家に変える時間が更に遅くなってしまい、平日の自宅にいる時間が短くなってしまいました。
この点に関しては、休日の時間を手に入れた一方、現状手放してしまった部分です。
加えてSNSを見ていると、
”転職をして勤務時間が短くなった!”、”生活がしやすくなった!”という声もよく目にします。
それらと自分を比べてしまって
遅くに変えることになってしまって、平日の夫婦の時間が取れなくなってしまった。
転職をしたのは間違いだったのじゃないか

と考えてしまうこともよくあります。
疲れや体調不良が重なり、ネガティブな気持ちが強くなってくると、この手放した部分への後悔が強くなりがちです。

成功している人たちの発信や転職情報を調べていくと、”自分にとって大切な何かを手放す必要はない”、”二兎を追っても良い”というものをよく見ますが、それはたしかにそのとおりだと思います。

しかし、そうでなければならないというわけでもないと思いますし、何かを手放さなければならなくなったとしてもそこに自分自身の納得があれば良いのだと思います。

これは転職の軸に関わってくる部分で、私の場合は休日に家族の時間をきちんと確保することができるというのが優先事項でした。
そのため、平日の働き方に変化が出るのは覚悟はしていたので、周囲がどう思おうが私自身は納得です。

平日もより良い方向になってくれるに越したことはないですけどね。
私の現状を読んだ方は

勤務時間長くないか?
ブラック寄りじゃないか?
といったことを思ったかもしれません。
ただこれは、繁忙期や閑散期といった巡りの部分や、業務への練度を加味して今はこれぐらいになってしまっているという状態です。
これからの私の目標としては
業務に精通していく中で、上手く効率化していって1日の業務を完了させる時間を早くしていくこと
そして後ろ指をさされることなく退勤する時間を早くしていくこと
を挙げたいと思います。
もちろんタスクをこなすという意味ではなく、せっかく実力主義の世界に飛び込んだのですから
成績をしっかり出していくこと
を前提として励んでいきたいと思います。

みんな応援してくれてる

疲れや体調により思考がネガティブになってしまうという話をしましたが、それで心が折れてしまうということではありません。
以前の記事でも書いたことがありますが、これまでの生活を捨てて新たな世界へ飛び込んだわけですから、それ相応の覚悟を持って働いています。

そのためもう辞めてしまおうということはありませんが、辛さを感じるのとは別の話です。
そういう時には誰かが私に贈ってくれたものを身につけたり、使ったりするようにしています。

例えば、

妻がくれたネクタイ
母がくれた定期入れ
友人がくれた名刺入れ

特にネクタイや定期入れは毎日使うものなので、その度に応援してくれている人たちのことを思い浮かべるようにします。

周囲は私以上に不安に思っているでしょうが、それを言葉にせずに応援してくれています。

そういった人たちの気持ちに応えよう
大丈夫だと思ってもらえるくらいに頑張ろう

大切なものたちを見る度に、気持ちを新たに仕事に向かいます。

【最後に】後悔はある。でも後悔はしない。

教師を辞めて1ヶ月。
仕事は淡白になりました。

毎日大きな声を出すこともありません。
厳しいことを言うことがなくなった一方で、笑いながら接することも減りました。

教師はつくづく感情の起伏の大きな仕事なのだな、と改めて思います。
私はそれを負担に感じていたので、望んだとおりである反面、彩りの強い毎日が懐かしく寂しくもあります。

教え子たちは元気にやっているかな、とか部活動の指導も楽しかったな、とかを考えると、教師を辞めたことにもったいなさを感じる部分はあります。

それはもう戻れないからこそ美しく見えるのであって、当時はそこに苦しさも感じていました。
それを棚に上げてしまっていることや、今の休日の過ごし方、そして社会人になって初めての完全休みのGWを迎えられることなどを加味すると、今はやはり転職してよかったのだと思います。

これはもしかしたら、そう自分に言い聞かせている部分もあるのかもしれません。
でもそれで良いのだと思います。

前向きに思い込みながら、それを更に良いものにしていけるように貪欲に励んでいきたいと思います。

転職1ヶ月報告は以上です。
これから任される仕事も増えていくでしょうし、今まで感じなかった難しさを感じることもあると思います。
そういう時にはその都度報告していきますので、是非参考にしていただければと思います。

今は前向きに、大きな後悔なく過ごしています。

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